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当院の治療方針が「自分には合わないかもしれない」と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。必ずページの内容をご確認いただいてからご予約をお願いいたします。

※WEB予約はこのページの最後から進むことができます。

この度は、数ある歯科医院の中から湘南予防・歯科室に関心をお持ちいただき、誠にありがとうございます。

まず初めにお伝えしておきたいことがあります。「痛いところだけを何とかしてほしい」「すぐに治療を済ませたい」「とりあえず今あるむし歯だけ治したい」といったご希望をお持ちの方にとっては、当院の治療方針は合わない可能性があります。

医院の方針

当院では「とりあえず治す」という考え方ではなく、「歯を守る」ということを最も大切に考えております。

仕事が忙しい方や、小さなお子様がいらっしゃる方など、なかなか時間が取れない方にとって、何度も歯科医院に通うのは大変なことだと思います。
そのため、できるだけ早く治療を済ませたい、「とりあえず」痛みさえ取れればいいと考えてしまうのも無理のないことだと思います。
ですが、少しだけ立ち止まって考えてみていただきたいのです。「とりあえず」で治療を終えた後に、どんなことが起こるのかを。

とりあえず治すリスク

応急処理では無く、原因菌をコントールすることが大切です。

※歯冠修復物の使用年数に関する疫学研究
口腔衛生学会46より

むし歯治療を「とりあえず」治す行ったら・・・。分りやすい例えでします。シロアリが建物の床に穴をあけてしまいました。このような状況であなたならどうしますか?

  1. ①シロアリは放置したまま、床の修理を行う
  2. ②シロアリを駆除してから、床の修理を行う

①を選ぶ方はいないでしょう。なぜなら、シロアリが残ったままだと床にすぐ穴が開き、最終的には建物の倒壊につながるからです。

今度は「むし歯菌」を「シロアリ」、「歯の治療」を「床の修理」に置き換えてみてください。。

  1. ①むし歯菌をそのまま放置して歯の治療を進める
  2. ②むし歯菌を駆除してから歯の治療を行う

あなたなら、どちらを選びますか?
もうおわかりですよね。この図が示すように、「とりあえず」でむし歯を治しても、むし歯が再発して治療を繰り返すことになり、最終的には歯を失う結果に繋がってしまうのです。

歯周病の治療を優先する理由

では次に、歯周病の治療を行わずに「とりあえず」むし歯の治療だけを進める例について考えてみましょう。

歯周病によって、歯を支える骨や歯茎が腫れたり安定していない状態で歯を削り、型を取り、被せ物を作ることになります。これは、例えるなら、地盤が不安定な土地(歯周病)の上に建っている家の壁にひび割れ(むし歯)が生じたときに、ひび割れだけを補修工事で直すようなものです。

もちろん、ひび割れを直すことも大事です。しかし、地盤の不安定さを放置しておくと、家全体がだんだんと傾き、最終的には倒壊(歯の脱落)につながります。もうお分かりいただけたと思いますが、本当に大切なのは、まず地盤をしっかり固めることなのです。

地盤をしっかり固めてから適切な工事を行うことで、長く安全に家を保てるように、歯周病の状態を改善せずにむし歯だけを治療するのは、「この家はいずれ倒壊するけれど、ひとまず応急処置をしておきましょう」というのと同じことです。

「とりあえずむし歯だけ治療しておくので、歯周病が進んで歯が抜けたらその時にまた考えましょう」という方針の歯科医院もあるかもしれません。

それが良いか悪いかという問題ではなく、当院ではそういった「とりあえずの治療」は行っていないことをお伝えしておきたいのです。

まずは土台となる部分をしっかり整え、そのうえで治療を進めるのが当院の方針です。

歯を「治療する」のではなく「守る」ということ

※図は「日本臨床歯周病学会」より引用

歯周病で歯を失うと、美味しいものを食べられなくなるだけでなく、全身の健康に深刻な影響を及ぼすことが、近年の研究で明らかになっています。

湘南予防・歯科室が目指しているのは、単に歯を「治す」ことではなく、皆さまの歯を「守る」ことです。

そのため、むし歯の治療に入る前に、まずむし歯や歯周病の予防処置を優先して行います。結果として、むし歯治療の開始までにお時間をいただくこともありますが、それは皆さまの歯を長く守るために必要なステップです。

定期検診による気持ちの変化

「とりあえず治療」という考え方には、他にも大きなデメリットがあります。実は、日本人が歯を失う主な原因である歯周病(No.1)とむし歯(No.2)は、どちらも1日や2日で発症するものではなく、日常の生活習慣が引き起こす「生活習慣病」なのです。

つまり、「とりあえず治療」で目の前の問題だけを解決しようとする方は、むし歯や歯周病の原因になった習慣(だらだら食べる習慣やブラッシングの方法・頻度・時間など)を見直す機会を持ちにくくなります。その結果、口腔内の環境がどんどん悪化してしまう悪循環に陥るのです。

一方で、しっかりとむし歯と歯周病の予防処置を行ったうえで治療を進める方は、治療に回数や時間がかかったとしても、歯ぐきの状態が整ってくるので、「この良い状態を保ちたい」「歯を守りたい」という前向きな気持ちになっていただけます。

当院でむし歯・歯周病の予防とメインテナンス(定期検診)を続けていただければ、「とりあえず治療」と「痛みの再発」を繰り返すよりも、結果的に時間も費用も抑えられます。

だからこそ、仕事や育児で忙しい方こそ、最初にしっかりと通院していただきたいのです。

健康の「後悔」トップ10

①歯の定期検診を受ければよかった
②スポーツなどで体を鍛えればよかった
③日頃からよく歩けばよかった
④腹八分目を守り、暴飲暴食をしなければよかった
⑤間食を控えればよかった
⑥頭髪の手入れをすればよかった
⑦たばこをやめればよかった
⑧ストレスの解消法を見つけておけばよかった
⑨よく笑い、くよくよ悩まず過ごせばよかった
⑩不規則な生活をしなければよかった

残存歯数と医療費の関係

また、治療後にメインテナンス(定期検診)を受けるかどうかで、将来的に守れる歯の本数は大きく変わります。定期的にメインテナンスを受けている方は、治療だけを受けている方と比べて、80歳の時点で残っている歯の本数が平均で9本も多いというデータがあります。

さらに、歯を多く失っている人は、歯周病だけでなくさまざまな全身疾患を抱えていることが多く、残っている歯が少ない人ほど医療費が高額になる傾向があることもわかっています。

つまり、メインテナンス(定期検診)に通うことで、将来的に医療費の負担を抑えることにもつながるというわけです。

当院の思い

最後までお読みいただき、ありがとうございました。いかがでしたでしょうか。これが当院の治療方針です。この内容を読んで、「やっぱり歯を守ることが大事だな」と感じていただける方が一人でも増えれば、歯科医師としてこれ以上の喜びはありません。

全ての歯を残すお手伝い

「80歳でも20本の歯を残そう」というキャッチフレーズの8020運動をご存じの方も多いかと思います。成人の口の中には、親知らずを除くと28本の歯があります。

そのうち20本を残そう、という意味ですが、例えば手の指で考えると、10本ある指のうち「8本だけ残そう」と言われたら、「残りの2本はどうするの?」と思いますよね?

当院が掲げるのは「8028運動」です。1本の歯も失わずに、すでに失ってしまった方でも、今残っている歯を1日でも長く大切に守り、美味しい食事や豊かな人生を送れるように、全力でサポートいたします。そのために、私たちドクター・スタッフ一同、日々研鑽を積み重ねております。さらに快適に過ごしていただける清潔な医院づくりにも努めています。

ぜひ、歯医者さんを「痛くなってから行く場所」ではなく「痛くならないために通う場所」、「歯を治す場所」ではなく「歯を守る場所」と考えていただければ幸いです。

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